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ED

EDとは

EDとは、勃起不全/障害(ぼっきふぜん/しょうがい、Erectile Dysfunction)のことをいいます。
具体的にいいますと、満足な性行為をおこなうのに、十分な勃起がおきないか、または維持できない状態のことをいいます。原因として、体の問題、心の問題のふたつに分けられますが、実際には両方の原因が混ざり合っていることがほとんどだと言われています。

有病率について、50代で30%、60代で50%、70代で75%程度であり、加齢とともに増加していきます。EDのリスクファクターには、肥満、運動不足、喫煙など様々なものがありますが、ED診療ガイドラインにおいて、もっとも重要なファクターとして位置づけられているのが「加齢」です。つまり、EDは加齢による生理的な変化であるともいえます。

EDは、日常生活の満足度に大きな影響のあるものであり、現在はお薬により改善できるものです。

治療について

日本では、①シルデナフィル、②バルデナフィル、③タダラフィルなどの内服薬が使用でき、どれも十分な有効性、安全性が報告されています。

 

●お試しセット:4,400円(税込)
 (下記4剤、各1錠)

 

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  シルデナフィル25mg
(バイアグラ®)
シルデナフィル 50mg
(バイアグラ®)
バルデナフィル 20mg
(レビトラ®)
タダラフィル 20mg
(シアリス®)
価格(1錠) 800円(税込) 1,000円(税込) 1,500円(税込) 1,300円(税込)
効き目 ★★ ★★★★ ★★★★★ ★★★
効果発現までの時間 60分 40分 20分 60分
持続時間 4時間 5時間 6時間 36時間
食事の影響 普通食・高脂肪食で効果低下 普通食・高脂肪食で効果低下 高脂肪食で効果的低下 影響なし
写真

当院のED治療は、エイジングケアを目的として処方しておりますので、すべて保険適用外となっております。
できるだけ安価にご提供するため、ジェネリック医薬品でご提供しております。診察は無料で行っており、費用はお薬代のみとなります。診察は、問診が中心ですので、基本的に局部をお見せいただくことはありません。
各治療薬は1錠より院内処方いたします。

 

① シルデナフィル(バイアグラ®)25mg、50mg

世界で最初に臨床応用された治療薬です。内服後、40~60分程度で効果を発揮します。3,000名以上を対象とした研究では、12週の試験期間で76%の改善率を示しています。安全面については、心血管イベント・心筋梗塞の発症率・総死亡率はプラセボ群と比較して有意差はなかった(危険性はなかった)と報告されています。注意点として、食後に内服すると吸収が遅くなり、効果の発現が遅延するため注意が必要です。

② バルデナフィル(レビトラ®)20mg

内服後、20~30分程度で効果を発揮します。4,286名を対象とした研究では、12週の試験期間で69%の改善率を示しています。高脂肪食を摂取した後に内服すると、効果が減弱するので注意が必要です。シルデナフィルよりは、食事による影響は少ないです。

③ タダラフィル(シアリス®)20mg

内服後、60分から効果を発揮し、36時間持続します。この長期間持続する効果が、他の2剤との大きな違いです。また、食事による影響は受けないことも大きなメリットです。このお薬の特徴として、PDE11にも阻害作用があります。PDE11は精巣に存在することから、造精機能やホルモンへの影響が心配されましたが、臨床研究によって異常をきたさないことが示されました。また、特徴的な副作用として背部痛があり、約5%の方に生じます。

 

上記3剤のうち、どれが一番有効か、十分なエビデンスを示した研究はなく、患者さんの好みに任せることがガイドラインでは推奨されています。様々な研究結果を集約すると、比較的タダラフィル(シアリス®)の有効率が高く、治療後の嗜好性も高いと言われているようです。なお、当院では、65歳以上の方や、治療中の病気のある方などに対しては、安全性の面から、まずはシルデナフィル錠25mg(低用量)から試すことをお勧めしております。

副作用について

3剤それぞれの副作用と発生頻度は次の表のとおりです。

引用:ED診療ガイドライン第3版、日本性機能学会/日本泌尿器科学会

上記の副作用は、いずれも軽度で、一過性のものです。上記以外に、ごくまれに突然の視野欠損や難聴が生じる可能性も指摘されていますが、その際はお薬の内服を直ちに中止し、医師に相談してください。
また、併用できないお薬がありますので、すでに内服しているお薬などがございましたら、診察時におっしゃってください。お薬手帳をお持ちの方は、ご持参いただきますようお願いします。

併用注意薬など

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条件及び併用薬 シルデナフィル *1 パルデナフィル *2 タダラフィル *3
CYP3A4阻害薬など 注1 25mgから開始 5mgが最大量 10mgが最大量
抗HIV薬/抗真菌薬 注2 25mgから開始 禁忌 10mgが最大量
65歳以上 25mgから開始 5mgから開始 制限なし
腎機能障害(重度) 注3 25mgから開始 透析患者は禁忌 5mgが最大量
肝機能障害(中等度) 注4 25mgから開始 5mgから開始 制限なし
α遮断薬 25mgから開始 5mgから開始 制限なし
降圧薬 制限なし 制限なし 制限なし
アルコール 注5 拡張期血圧低下 影響なし 影響なし
硝酸薬 禁忌 禁忌 禁忌
不整脈関連 アミオダロンは禁忌 QT延長症候群
クラスⅠA、Ⅲ抗不整脈薬
アミオダロンは禁忌
なし
食事の影響 吸収・効果発言の遅延 高脂肪食で効果減弱 なし

注1:エリスロマイシン、シメチジン、クラリスロマイシン、グレープフルーツジュースなど
注2:リトナビル、インジナビル、サキナビル、ケトコナゾールなど
注3:Ccr(クレアチニンクリアランス)<30mL/min
注4:Child-Pugh class B
注5:日本人の健康男性数名~10数名にアルコール(0.5~0.6 g/kg)を投与したデータ
*1:バイアグラ・インタビューフォーム 2017年6月改訂第15版
*2:レビトラ・インタビューフォーム 2016年10月改訂第14版
*3:シアリス・インタビューフォーム 2017年5月改訂第7版

引用:ED診療ガイドライン第3版、日本性機能学会/日本泌尿器科学会

同意書について

初回処方時は、同意書への署名が必要です。基礎疾患などにより処方できない場合がありますので、事前に「同意書(PDF)」の内容をご確認ください。

 

なお、ウェブサイトを通じて販売されているPDE5阻害薬の中には、偽造薬品が含まれていることがあるため注意が必要です。2008年~2009年に日本とタイにおいて、ウェブサイトを通じて入手されたPDE5阻害薬3剤について調査した報告によると、偽造薬品の占める割合が日本では44%、タイでは68%にものぼっています。偽造薬品は効果がないだけでなく、汚染物質や不純物の含有により健康被害をもたらすこともありますので、ご自身の体のために、信頼できるところで購入するようにしてください。

 

参考文献: ED診療ガイドライン第3版、日本性機能学会/日本泌尿器科学会

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