メトホルミン × 腸活
こんにちは😌
今回は、私も服用を始めてから1年以上が経つ「メトホルミン」と“腸活”との関係についてお伝えしたいと思います。
(実は、腸活よりメトホルミン歴のほうが長いです💦)
当院でもメトホルミンは自費診療として取り扱っていますので、ご興味のある方はこちらをご覧ください。→https://k-skin.clinic/telemedicine
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💊 メトホルミンと下痢の関係
メトホルミンの副作用として比較的よくみられるのが「下痢」です。
このため、内服を途中でやめてしまう方も少なくありません。
実際、私自身も服用を始めた最初の3〜4日ほどは、水のような下痢に悩まされました。
この下痢がなぜ起こるのかにはいくつかの説がありますが、腸活を学んだ今、私は「腸内環境が好転しているサイン」としても捉えられるのではないかと考えています。
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🧬 腸内環境が変わる理由
マウスを使った研究ではありますが、メトホルミンによって血液中の糖が腸内へ移動することが報告されています。
まだ人での直接的な証明は少ないため推測の段階ですが、もしこの作用が実際に起こっているとすれば――
「余分な血中の糖が腸内細菌(善玉菌)のエサになっている」
ということになります。
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🍎 善玉菌のエサと短鎖脂肪酸
「善玉菌のエサって食物繊維じゃないの?」と思われるかもしれません。
確かにその通りなのですが、腸内にはたくさんの菌がいて、それぞれが異なる“仕事”を分担しています。
食物繊維を分解する菌が糖をつくり、その糖を利用して乳酸や酪酸などをつくる菌がいる――まるでリレーのように連携しているのです。
このときに生まれる「○○酸」(まとめて“短鎖脂肪酸”と呼ばれます)は、腸のエネルギー源になったり、炎症を抑えたりと、私たちの体に良い働きをしてくれます。
つまり、メトホルミンは血液中の余分な糖を腸内細菌へ届け、その糖を使って体に良い物質を作らせている可能性があるのです。
脂肪として蓄積されるはずの糖が、腸内で善玉菌のエサになってくれる――なんだか一石二鳥ですよね😊
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💡 「腸内環境が好転している」下痢とは?
急に善玉菌のエサが増えると、今まであまり活動していなかった菌が一気に増え、腸内のバランスが一時的に崩れます。
その結果として下痢やお腹の張りが出ることがあります。
(たとえば、プルーンやさつまいもなど“腸に良い”食べ物を急にたくさん食べると、お腹がゆるくなることがありますよね。それと似たような反応です。)
実際、ヒトを対象とした研究でも、メトホルミンを服用すると腸内細菌叢が良い方向に変化することが報告されています。
その変化の過程で、服用初期に下痢が出る人が多いことも分かってきており、近年話題になっています。
(もちろん、下痢の原因のすべてが腸内細菌の変化だけではありません。)
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🌿 メトホルミンを続けるコツ
短期間での体重減少を期待して内服を始める方もいますが、
「すぐに痩せなかったから」「下痢がつらいから」といった理由でやめてしまうのは、少しもったいないお薬だと感じます。長期的に考えて、メリットが多い!
もちろん、下痢があまりにも強く日常生活に支障が出る場合は中止すべきですが、
多くの方は時間とともに腸が新しい環境に慣れて症状も落ち着いていきます。
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🦠 私の体験
ちなみに、私自身もメトホルミンの服用を始めてから2回、腸内細菌叢の検査を行っていますが、
腸内環境はどんどん良くなっています。腸活も並行して行っているので「メトホルミンのおかげ!」とは言い切れませんが、少なくとも悪くは働いていないということがわかりました🤗
